トランプ氏3州で集会、バイデン氏はジョージア州 最後の追い込み
- 国際
- 2020年10月28日
10月27日、米大統領選が1週間後に迫る中、再選を目指すトランプ大統領と民主党のバイデン大統領候補は全米各地を回り、最後の追い込みをかけている。写真は9月29日に行われた第1回の大統領候補による討論会から(2020年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン/ロサンゼルス/ウォームスプリングス(米ジョージア州) 27日 ロイター] – 米大統領選が1週間後に迫る中、再選を目指すトランプ大統領と民主党のバイデン大統領候補は全米各地を回り、最後の追い込みをかけている。
トランプ大統領は27日、再選の鍵を握るミシガン、ウィスコンシン、ネブラスカの3州で集会を開く。とりわけネブラスカ州でのアピールは、トランプ陣営が接戦に備えていることを示唆している。
16年の大統領選では、トランプ大統領はミシガン、ウィスコンシン両州で僅差で勝利した。しかし、ロイター/イプソスによる最新の調査によると、ミシガン州ではバイデン氏の支持率が52%、トランプ氏が43%となっている。
トランプ大統領はミシガン州に出発前、数千万に上る郵便投票の集計に時間をかけるのは「不適切」とし、郵便投票に対する疑念を改めて表明した。「郵便投票の集計に2週間かけるよりも、11月3日の大統領選当日に勝者が決定することがふさわしい」と語った。
これまでに郵便投票によって4500万を超える票が投じられ、集計には数日から数週間かかる可能性があると専門家は指摘する。
また、米フロリダ大学の「米選挙プロジェクト」によると、これまでに期日前投票を済ませた有権者は6850万人を超えた。
バイデン氏はこの日、ジョージア州で遊説。同州では1992年以降、民主党の大統領候補は勝利していないが、最新の支持率調査では互角の戦いとなっている。
バイデン氏は「私は民主党候補として誇りを持って出馬するが、米国の大統領として国政をつかさどる。民主・共和両党と連携する」と演説し、結束に向けたメッセージを送った。 オバマ前大統領はフロリダ州で演説し、有権者にバイデン氏への支持を訴えた。
民主党のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長がこの日、テキサスとオハイオ両州でのテレビ選挙広告向けに約1500万ドルを投じると表明したことはバイデン氏への追い風になるとみられる。
また、共和党の元連邦検事20人がバイデン氏への支持を表明した。元検事らは書簡で、トランプ大統領が司法省を私的な弁護士事務所のように扱ったと批判した。
さらに、米国の客室乗務員7万5000人超を代表する二大労働組合も同日、バイデン氏への支持を表明した。
一言コメント
泣いても笑ってもあと一週間だ。
コメントする