熊大研究員絞殺 短時間で殺害か 首に抵抗の傷なく
- 事件・事故
- 2020年9月11日
女性の遺体が見つかった道路脇=熊本市中央区で2020年9月8日午前11時21分、清水晃平撮影
熊本大研究員、楢原知里(ちさと)さん(35)が首を絞められ殺害された事件で、楢原さんの首に抵抗した際にできる傷がなかったことが、捜査関係者への取材で判明した。熊本県警は、抵抗する間もなく短時間で殺害された疑いもあるとみて、捜査を進めている。また、県警は10日、楢原さんのリュックが、遺体の発見現場に近く、勤務先のある熊本大本荘キャンパス(熊本市)で見つかったと発表した。
司法解剖の結果、楢原さんは首を絞められたことによる窒息死と判明。捜査関係者によると、首を絞められて抵抗した際につくひっかいたような傷などは確認されなかった。他の部位にも抵抗した際にできたような目立った傷はなかった。
県警によると、大学キャンパスで発見されたリュックの中には財布やノートパソコンなどがあり、財布には現金が残されていた一方、携帯電話はなかったという。キャンパスを訪れた女性がリュックを見つけ、病院関係者が9日に届け出た。
県警によると、楢原さんは7日午前8時半ごろ、熊本市中央区本荘3の市道脇の溝であおむけの状態で見つかった。6日午後5時ごろまで大学で勤務し、同じ時間帯に知人と会っていたことが確認されており、県警は楢原さんの足取りを調べている。
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