茂木外相がモーリシャス首相と会談、環境・漁業・経済支援を表明
- 国際
- 2020年9月8日
9月7日、茂木敏充外相はモーリシャスのジャグナット首相と電話会談を行い、貨物船「わかしお」の座礁事故を受け、日本政府として漁業・環境・経済支援策の概要を説明した。事故現場付近で、11日撮影(2020年 ロイター/Reuben Pillay)
[東京 7日 ロイター] – 茂木敏充外相は7日午後、モーリシャスのジャグナット首相と電話会談を行った。茂木外相によると、インド洋のモーリシャス沖で貨物船「わかしお」が座礁し、大量の重油が流出した事故を受け、日本政府としてモーリシャスに対する漁業・環境・経済支援策の概要を説明し、モーリシャス首相は謝意を表明したという。
支援総額などの詳細は話していないとしている。
茂木外相によると日本側から、1)事故再発防止のための海上航行安全システム、初動体制の強化等への支援、2)汚染環境改善のためのマングローブ林保全・再生のための専門家の派遣、サンゴ礁等の環境モニタリング、生態系再生等への協力、零細業業者の生計立て直しのための業業関連資機材の提供、沿岸漁業の振興協力、3)モーリシャス経済の回復、発展の後押しなど財政面を含む協力、貿易投資セミナーや官民合同ミッションの派遣━━などを提案・説明した。
ジャグナット首相からは、今回の事故を決して日本の責任とは考えていないが、国際緊急援助隊の迅速な派遣や資機材供与などについて、大変ありがたいと謝意が表明されたという。
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