台風10号で暴風…観測史上最大の最大瞬間風速も
- 政治・経済
- 2020年9月7日
福岡市中央区・7日午前4時半ごろ
大型で非常に強い台風10号の接近により、7日朝、福岡県や佐賀県の全域に暴風警報が出ていて、福岡市博多区では観測史上最大の瞬間風速を記録しました。
「午前4時半の福岡市の中心部です。台風が最も接近する時間になり、雨と風で木は小刻みに揺れ、標識は大きく揺れています」。
台風10号は7日午前5時現在、非常に強い勢力を維持したまま、長崎県対馬市の南南西およそ7キロを1時間に40キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から東に280キロ、西に165キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。
7日午前4時50分に、福岡市博多区では最大瞬間風速36.0メートルを記録しました。これは、観測史上最大です。
北九州市門司区の工場では6日午後8時ごろ、高さおよそ10メートル、直径およそ50センチの煙突が倒れました。工場の屋根の一部が壊れるなどしましたが、けが人はいませんでした。
また、福岡県では、大牟田市の5万6441世帯と佐賀県武雄市と江北町の2万1923世帯に避難指示、福岡市の38万7900世帯、北九州市の11万5514世帯など福岡県内79万6897世帯と佐賀市や唐津市など佐賀県内の24万9660世帯に、避難勧告が出されています。
九州電力によりますと、停電は7日午前5時現在、福岡県で4280世帯、佐賀県で1万5090世帯となっています。九州電力は、切れた電線などに触れると大変危険として、注意を呼びかけています。
一言コメント
停電はかなり多かったようだ。
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