台風10号 九州で停電リスクが非常に高まる
- 政治・経済
- 2020年9月4日
台風10号による停電リスク予測
台風10号は、週末以降に過去最強クラスの勢力で九州や沖縄に接近するおそれがあります。甚大な被害につながる危険性があり、停電リスクも高まる見込みです。 3日(木)15時発表の最新情報をお伝えします。
台風10号は、6日(日)午前中に沖縄や奄美、6日(日)夜から7日(月)朝に九州に最も近づく予想です。 暴風域が広いため、長時間に渡って暴風が吹き荒れるおそれがあります。過去に経験したことがない暴風に見舞われ、沖縄や九州、中四国の西側で停電リスクがあります。 特に沿岸はリスクが高まるため、厳重な警戒が必要です。 なるべく早めに停電対策を進め、足りないものを確認しておくことをおすすめします
■凡例
黄色:注意レベル(風速は25m/s以上が目安)
停電の可能性があり、念の為、停電対策をしておくと安心です。
赤色:警戒レベル(風速は30m/s以上が目安)
停電するほどの暴風が吹く可能性が十分あり、停電対策をおすすめします。
過去の停電被害をもとに予測算出
台風10号 予想進路図
この停電リスク予測は、過去の台風 (大阪に大きな被害をもたらした2018年台風21号、千葉に被害をもたらした昨年2019年台風15号、17号、19号を含む) の際にウェザーニュース会員から得られた停電報告と気象観測機の風速データの相関関係を分析した結果を元に、予測を計算しています。
中でも被害の大きかった2019年台風15号は、関東を直撃する台風としては過去最強クラスで東京湾から千葉市付近に上陸。千葉市で57.5m/sを観測するなど19地点で観測史上1位の最大瞬間風速を記録し、甚大な被害を与えました。同時に、千葉県を中心とした関東広域で最大約93万戸の停電が発生しています。
今回の2020年台風10号は、2019年台風15号以上の強さで接近するとみられています。上陸せずとも、停電を含む甚大な被害がでるおそれがあるため、最大限の警戒が必要です。
一言コメント
長時間の停電にならなければよいが…
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