最大5000円分 キャッシュレス決済 マイナポイント還元開始 福岡市では臨時で手続き窓口開設
- 政治・経済
- 2020年9月2日
テレビ西日本
最大で5000円分のポイントが還元されるマイナポイント、その交付が1日から始まりました。
Q今チャージされてましたけど、ポイントは?
「入りました、5000ポイントが!」
Qいくらチャージされたんですか?
「2万円」 「2万5000円になりました!ふふふ」
1日から始まったマイナポイントの付与。 その仕組みはこうです。 あらかじめ設定したキャッシュレス決済で、例えば合計2万円分の買い物やチャージをしたとします。 するとその金額の25%分、最大で5000円分のポイントが受け取れるというもの。
消費を刺激するこの政府の事業に、商業施設の担当者はー
◆ゆめタウン博多支配人・中山泰幸さん
「今コロナの中で消費も落ち込んでいるという側面もあるので、是非これを機にご利用頂きたいと思ってます」
こちらは福岡市の天神。 福岡市が1日に臨時で設けた窓口には、さっそく手続きに訪れる人の姿がありました。
◆申請に来た人
「マイナポイントのカードを決める手続きにきました」 「5000円は大きい、年金生活者には」 ポイント還元に喜びの声が聞かれる一方で課題となっているのが、申請に必要な「マイナンバーカード」です。
マイナポイント事業はこのマイナンバーカードの普及率をあげる狙いがありますが、総務省によるとカードの交付率は全国で19.3%。 政府は4000万人のマイナポイントの利用を目標にしていましたが、申し込んだ人は想定の1割に満たない376万人あまりにとどまっています。
ではなぜマイナンバーカードを持たないのか。
その理由を尋ねるとー
▼買い物客
「すぐできるなら良いが、申請もごちゃごちゃしてたりとかもあるから」 「面倒くさい!」 「なんか手続き?区役所に行ったり、写真とかいるんでしょう?」
マイナンバーカードの手続きに難色を示す人が多く、中には自宅に届いているはずの申請用紙をなくしたという人も。 福岡市でのマイナンバーカードの申請率は25%、交付率についてはおよそ18%にとどまっています。
◆福岡市システム刷新課 中上真策課長
「福岡市のマイナンバーカードの申請者は全体からすると、まだ4人に1人ということなので、まだまだ普及させていかなければならないと考えています」
マイナンバーカードは、2021年3月からは健康保険証としても利用できるようになる見通しで、今回のポイント還元とあわせて普及低迷を打開できるでしょうか。
一言コメント
どこまで伸びるか注目だ。
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