【オリックス】西村監督、事実上解任 球団が辞任迫る…中嶋聡2軍監督が監督代行
- スポーツ
- 2020年8月21日
辞任が発表された西村監督
オリックスは20日、4連敗を喫した西武戦の敗戦後に西村徳文監督(60)の事実上の解任を行った。球団が辞任を要請し、承諾したと発表。21日から中嶋聡2軍監督(51)が監督代行を務めることになり、1、2軍のコーチ陣の大幅な配置転換も行った。
8月は2勝13敗1分と大失速。借金は今季ワーストの17に膨れあがった。自力V消滅は目前で、球団は53試合で西村体制に見切りをつけた。湊社長と森川本部長が試合後に本人に通告。福良淳一GM(60)が緊急会見を行い「巻き返しを期して臨んだ6連戦で3連敗。まだこれから巻き返せるという判断で、こういう決断になりました」と説明した。
西村監督は球団を通じて「選手たちの成長に手応えを感じていたが、結果につなげることができなかったのは私の責任。ファンの皆様のご期待にお応えすることができず、本当に申し訳なく思っています」とコメント。監督1年目の昨季は最下位に終わり、反攻を期して臨んだ今季も振るわず辞任の形を受け入れた。
監督代行に指名された中嶋2軍監督は「選手がもつポテンシャルと可能性については、大いに期待を抱いていました。残り67試合。このままで終わるチームではありません。すべての戦力をひとつにして戦っていきます」とコメントした。そのタクト次第で、新監督の最有力候補となる。
◆西村 徳文(にしむら・のりふみ)1960年1月9日、宮崎県生まれ。60歳。福島高から鹿児島鉄道管理局を経て、81年ドラフト5位でロッテ入団。86年から4年連続盗塁王。90年、リーグ初の両打ちでの首位打者。97年に現役引退。通算1433試合で1298安打、33本塁打、326打点、363盗塁、打率2割7分2厘。ロッテでのコーチを経て、監督就任1年目の2010年に史上初めてシーズン3位から日本一を達成。12年限りで退団して16年からオリックスヘッドコーチを務め、18年10月に監督に就任した。
◆中嶋 聡(なかじま・さとし)1969年3月27日、秋田県生まれ。51歳。鷹巣農林(現秋田北鷹)から86年ドラフト3位で阪急(現オリックス)入り。98年にFAで西武に移籍、横浜(現DeNA)を経て04年に日本ハム入り。通算1550試合出場、打率2割3分2厘、55本塁打、349打点。89年ゴールデン・グラブ賞、95年ベストナイン。引退後は日本ハムの1軍バッテリー兼作戦コーチなどを務め、19年からオリックス2軍監督。
◆コーチの主な配置転換 現在1軍の平井正史投手コーチ、後藤光尊打撃コーチが2軍に降格し、鈴木郁洋バッテリーコーチは育成コーチに。代わりに2軍から辻竜太郎打撃コーチ、斎藤俊雄バッテリーコーチが昇格する。また2軍監督代行に小林宏投手2軍コーチ、同野手総合コーチに小谷野栄一2軍打撃コーチ、同バッテリーコーチに三輪隆育成統括コーチが就く。
一言コメント
結果が結果だけに仕方ないね。
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