英が景気後退入り-2QもGDP前期比20.4%減、欧州で最も深刻
- 国際
- 2020年8月13日
新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)期間中の経済の落ち込みが、欧州主要国と比較して最も深刻だったことが浮き彫りになった。英政府のパンデミック(世界的大流行)対応の是非があらためて問われることになりそうだ。
英国は1-3月(第1四半期)もGDPが前期比2.2%、前年同期比1.7%減少しており、2009年以来のリセッション(景気後退)入りが正式に確認された。
スナク財務相はGDP発表後にスカイニューズとのインタビューに応じ、新型コロナが英国に与えた打撃は「並外れていた」と述べ、英国経済の構造がGDPの低迷をもたらしたと説明した。
スナク氏は「例えば外食や映画、ショッピングなどの社会活動が英国の経済に占める割合は、大半の欧州諸国と比べてとても大きい」と述べた。
雇用見通しについては厳しさが続くとの見解を示し、「困難な状況が待ち受けていると以前にも述べた。そしてGDP統計がその時が来たことを裏付けている」と述べ、「数十万人がすでに職を失っているが、悲しいことにこの先数カ月間でさらに多くの人が失職するだろう」と続けた。
原題:U.K. Has Worst Economic Slump in Europe With 20.4% Contraction(抜粋)
U.K.’s Worst Slump in Europe Raises Pressure to Sustain Rebound(抜粋)
Sunak Says Virus Had ‘Outsized’ Impact on U.K. Economy(抜粋)
一言コメント
EU離脱の影響もある!?
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