香港警察、民主派6人を指名手配 英国に逃れた羅氏ら 国安法違反容疑
- 国際
- 2020年8月2日

2014年の香港民主派による大規模デモ「雨傘運動」を主導した羅冠聡氏=2018年2月、香港(EPA時事)
【香港時事】複数の香港メディアは31日、香港警察が羅冠聡氏ら海外在住の民主派6人を「香港国家安全維持法」(国安法)違反容疑で指名手配したと報じた。
公共放送RTHKによると、国家分裂を扇動したり、外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えたりした疑いが掛けられている。
2014年の民主派による大規模デモ「雨傘運動」を主導した羅氏は7月2日、米議会の公聴会で国安法について証言したことで身の危険を感じ英国に逃れたと明らかにしている。6人の中には他に、昨年中国当局に拘束された英国の元香港総領事館職員であるサイモン・チェン氏や、政治団体「香港独立連盟」を率いてきた陳家駒氏らが含まれる。
6人はいずれも海外に拠点を移している民主派。国安法は香港以外での活動や外国人も適用対象としているが、実際に海外在住の活動家に同法が適用されるのは初めて。
一言コメント
中国も容赦ないね。
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