「GoTo」反対署名、5日間で9万人超 「その予算を医療現場や被災地に」
- 政治・経済
- 2020年7月16日
「Go Toキャンペーン」に反対する署名活動のページ=サイトから
新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光消費などを促すために政府が企画する「Go Toキャンペーン」の中止を求める署名が急増している。署名集め専門のインターネットサイトでは5日間で9万人を超える人々から賛同が集まっており、呼び掛け人は「今やるのは、全国にウイルスが拡散する可能性があり本末転倒。キャンペーンはやめて、その予算を医療現場や九州豪雨の被災地支援に回して」と訴えている。【竹内麻子】
東京都では7月2日以降、8日を除いて100人を超える感染者が報告されている。都は15日、「感染が拡大している」として、4段階ある警戒レベルを最も深刻な段階に引き上げた。
「Go Toキャンペーンに反対します」と題する署名運動は11日、インターネットサイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で始まった。14日朝に2万人程度だった署名は15日朝には8万人超に。賛同者からは「いつかはやってほしいけど、今じゃない!」や「国民の命、健康をないがしろにしている」、「この予算を観光業や医療関係へダイレクトに回してあげてほしい」などの声が上がっている。
政府は22日のキャンペーン開始を目指している。国会でのさらなる議論を促すため、集めた署名は国会議員に提出される予定だ。呼び掛け人は「キャンペーンの趣旨は理解できるが、感染が拡大している今の時期にやるべきではない。東京から(比較的感染が抑えられている)地方に観光客が行って感染が広がれば、その地域の観光業や飲食店こそが打撃を受けてしまう」と話している。
一言コメント
このキャンペーンも諸刃の剣!?
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