道路が冠水、一部で避難勧告も 九州北部で大雨
- 政治・経済
- 2020年6月27日
福岡県久留米市内では各地で道路が冠水。冠水した道路を進んだワゴン車は途中で止まってしまった=2020年6月27日午前8時39分、福岡県久留米市南薫町、野上隆生撮影
九州北部地方では停滞している梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、27日朝から各地で大雨を観測した。気象庁によると、福岡県久留米市では1時間の雨量が92・5ミリと、観測史上1位を記録。佐賀県伊万里市で同87・5ミリ、長崎県佐世保市で74ミリを観測した。2017年の九州北部豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市では69ミリを観測し、6月の記録を更新した。
大雨の影響で、佐賀県の複数の河川が氾濫(はんらん)危険水位に達し、各地で道路が冠水。県内ではJR鳥栖駅も線路が冠水し、鹿児島線の博多―荒尾間で一時運転を取りやめた。ほかにもJR長崎線、佐世保線などで一部区間が運休した。
福岡県久留米市などで道路が冠水し、一部地域に避難勧告が出た。同県小郡市は、川の水門を閉じたため一部地区に避難指示を出した。福岡、佐賀、大分各県の一部地域では警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が発令された。
福岡管区気象台によると、27日夜から28日朝にかけても前線の活動が活発になり、雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みで、28日午前6時までの24時間雨量は多いところで、熊本180ミリ、福岡、佐賀、長崎150ミリ、大分120ミリに達すると予想される。
一言コメント
梅雨らしいが、ちょっと降りすぎだ。
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