〔東京株式〕急落=新型コロナ再拡大の懸念強まる(15日)☆差替
- 経済情報
- 2020年6月16日
【第1部】海外で新型コロナウイルスの感染が再拡大するとの懸念が強まり、幅広い銘柄に売りが出た。日経平均株価は前営業日比774円53銭安の2万1530円95銭と急落し3営業日連続の値下がり、東証株価指数(TOPIX)は39.90ポイント安の1530.78と5日続落。 銘柄の87%が値下がりし、値上がりは12%だった。出来高は13億6392万株、売買代金は2兆3535億円。 業種別株価指数(全33業種)は全て下落した。特に、不動産業、空運業、その他金融業の下落が目立った。 個別銘柄では、ソフトバンクG、ファーストリテ、リクルートHDが値を下げた。三井不、住友不、オリックスが下押し、JAL、川崎船も安い。東エレク、レーザーテックが軟調。任天堂、ソニー、トヨタもさえない。半面、出光興産が堅調。古河電池が買われた。アステラス薬、塩野義、キリンHDは小幅高。NTTドコモがしっかり。
【第2部】大幅続落。東芝、クシム、アライドHDが売られ、ファーマフーズは反落。ベースは買われた。出来高2億3068万株。 ▽米国や中国の感染者増を警戒 週明け15日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念から軟調となり、特に後場に売りが加速した。 取引時間中に為替相場が円高に進み、米株価指数先物も時間外取引で大きく軟化したことが嫌気された。不動産株や空運株など、コロナ感染拡大が逆風となる業種の株に売りが集まった。日経平均株価は後場にかけて一段安となり、前営業日終値からの下げ幅は700円を超えた。 市場では日経平均が大きく下げた理由について「中国で感染が広がり緊迫しているため」(大手証券)、「感染が拡大している米国の株価下落を先に織り込んだ」(銀行系証券)など複数の見方が出ていた。また、「相場が急速に上昇した分、悪材料に敏感に反応している」(中堅証券)との指摘もあった。 225先物9月きりは下値模索の展開。午前はマイナス圏でもみ合いが続いたが、午後は売り圧力が強まり、じりじりと値を下げた。225オプション7月きりは、プットが上昇し、コールは売られた。
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コロナバブルは終了!?
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