【ソフトバンク】内川聖一、17年ぶり開幕2軍 調整遅れ…03年以来3度目
- スポーツ
- 2020年6月15日
13日の広島戦に代打で出場した内川
◆練習試合 ソフトバンク9―3広島(14日・福岡ペイペイドーム) ソフトバンクの内川聖一内野手(37)が17年ぶりに開幕2軍スタートになることが14日、分かった。練習試合の最終戦だった広島戦(ペイペイD)の試合後に、工藤監督から通達された。開幕1軍メンバーから外れるのは、プロ3年目の横浜(現DeNA)時代の03年以来、3度目になる。 現役最多の通算2171安打を誇るが、節目の20年目のシーズンは、厳しい船出だ。2月のキャンプ中に左膝に違和感を訴え、3月は2軍調整。開幕が約3か月延期され状態は回復したが、練習試合が開始された今月2日のオリックス戦(京セラD)は「7番・DH」で出場。昨年は守備率10割で、ゴールデングラブも獲得。守備に就かないDHでの出場を強いられたことで、実戦感覚をつかみづらかったもようだ。練習試合7試合で、21打数1安打と低迷。左の床田が先発だったにもかかわらずベンチを温め、代打での1打席だった13日に続き、この日の広島戦も出場がなかった。 工藤監督を筆頭に、首脳陣は春季キャンプから「結果を残した選手を使う」と投手、野手にかかわらず競争を徹底してきた。そんななか、プロ6年目の栗原が台頭。本職は捕手だが一塁、左翼を守りつつ打率3割3分3厘と結果を残し、開幕戦では一塁でスタメン出場することが決定的だ。 だが、内川は11年のソフトバンクへFA移籍後、主将や4番を務めるなど、チームを支えてきた。「打って、自分の地位をつくってきた。打てなくなったら、終わり」と覚悟を口にしたこともあるだけに、このまま終われない。数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験は、3年ぶりのリーグV奪回、4年連続の日本一に欠かせない。2軍で本来の打撃を取り戻し、レギュラーを奪回する。
一言コメント
万全の態勢で戻ってきてほしい。
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