広がる「食べて応援」 エール飯、給食通販人気 「コロナに負けぬ」企画次々
- 政治・経済
- 2020年4月26日
新型コロナウイルスの影響で苦境にある飲食店や事業者を救おうと、インターネットを通じた支援の取り組みが広がりつつある。
テークアウトできる飲食店の情報を共有する「エール飯」のほか、使われなかった給食用食品を買える通販サイトも登場し、売り上げの維持に貢献している。
「美味(うま)いはコロナに負けない」を標語に大分県別府市で始まった「#別府エール飯」プロジェクト。店側は持ち帰りできる料理の写真をインスタグラムなどでハッシュタグを付けて告知し、購入した人も写真を投稿してPRに協力してもらう。これまでに約150の地元飲食店が参加しており、「店を探しやすい」「集客につながる」と好評だ。
同様の取り組みは「#静岡エール飯」「#名古屋エール飯」など各地に広がる。企画を支える別府市の一般社団法人「ビービズ・リンク」は「ばらばらの言葉でPRするより、全国的に『エール飯』で統一した方が効率的。今だからできる方法で飲食業を支援したい」と熱を込める。
外出自粛によるフードロスを防ぐ取り組みも活発化している。食品通販サイト「うまいもんドットコム」では、休校で行き場をなくした給食用食品を送料無料で買える「学校給食キャンペーン」を実施。運営する「食文化」(東京都中央区)によると、54の事業者から委託を受け、3月16日の開設以来約11万件の注文があった。
販売商品は肉や魚といった食材のほか、冷凍のフライやプリンなどさまざま。購入した約8万人のうち8割が一般家庭とみられ、リピーターも多いという。萩原章史社長は「こんなに販売できるとは思っていなかった。一般向けのネット販売をしたことがない事業者も、食品をすぐに販売することができると喜んでもらえている」と語った。
一言コメント
ウマイ応援方法だ!!
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