力士1人がPCR検査 相撲協会ピリピリ…陰性?陽性?情報交錯
- スポーツ
- 2020年4月10日
日本相撲協会は9日、新型コロナウイルスの感染が疑われた力士1人がPCR検査(遺伝子検査)を受けていることを明らかにした。当該力士は幕下以下で、現在は入院中。個人情報保護のため、しこ名や年齢、所属部屋などは公表していない。力士の感染を巡り、陽性か陰性か情報が交錯する状況に、相撲界は神経をとがらせている。
◇年齢、所属部屋など非公表
報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱・大乃国)によると、当該力士は4日から2日連続で発熱。一度は下がったが、再び発熱し、だるさや息苦しさ、せき、血痰(けったん)もあったことから、8日に東京都内の病院を受診した。簡易的な検査を受けたところ、一度は陽性と伝えられたが、9日に病院から、正式には陰性だったと協会に連絡が入ったという。
感染の疑いについては、入院してさらに精密なPCR検査を受けて調べている。陽性であれば10日に、陰性の場合は11日以降に判明するという。
当該力士の行動については現在調査中。所属する部屋の力士ら協会員は部屋や自宅で待機し、稽古(けいこ)は中止している。芝田山広報部長は「検査を受けている力士が仮に陽性となったら、(その部屋の)みんな検査しなければいけない」と危機感を募らせた。
協会は3月の春場所を無観客で開催。力士ら協会員に一人でも感染者が出た場合は打ち切る方針を示した中で、15日間を無事に終えた。今回の検査結果で陽性となれば、初日を5月24日に2週間延期した夏場所開催に大きな影響を及ぼすことになる。
一言コメント
夏場所開催も微妙になってきた…
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