山口でクラスターか 新たに4人感染
- 政治・経済
- 2020年4月6日
山口県は5日、周南、下松の両市で新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも4日に感染を確認した下松市の男性の同僚と知人。村岡嗣政知事は6日未明に緊急記者会見を開き「職場単位で複数人が感染した」と述べ、クラスター(感染者集団)が発生した可能性が高いとの認識を示した。
感染者4人の内訳は、周南市の30代と40代の男性、下松市の40代男性と50代女性。3月27日から今月1日にかけて発熱や味覚障害の症状が出た。いずれも県内の感染症指定医療機関に入院し、容体は安定しているという。周南市では初の感染となる。
うち周南市の2人は最初に感染が確認された下松市の40代会社員男性の同僚で共に3月25日に大阪府へ出張。下松市の50代女性も同僚で3人が出張から帰った後に同じ職場で働いた。残る下松市の男性は最初に感染が確認された男性の知人で3月29日に一緒にゴルフを回った。
県はクラスターが発生した可能性があることを厚生労働省に報告。感染者の家族や同僚の検査を速やかに実施する。5人が勤める職場が周南市か下松市かは現段階で明らかにしていない。村岡知事は「感染の範囲を把握し、拡大防止に努める。県民は不要不急の出張を避けるなど予防の意識と緊張感をさらに高めてほしい」と要請した。
一言コメント
クラスターもどこで発生するかわからない。
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