サウジ、来月に最大限増産 「原油戦争」激化へ
- 国際
- 2020年3月11日

【ロンドン時事】サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコは10日、4月の産油量を日量1230万バレルに引き上げると発表した。
最大限の増産に踏み切り、他の産油国から市場シェアを奪取する狙いがあるとみられる。ロシアや米国などとの「原油戦争」が今後激しさを増しそうだ。
石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は減産協議で決裂し、3月末で協調減産を解消する。サウジはこれを受け、供給を抑制して原油価格維持を目指す従来の戦略からの転換を鮮明にした。
アラムコは声明で「長期的には経済にプラスの影響がある」と述べた。アラムコは持続可能な最大生産能力を日量1200万バレルとしており、それを上回る水準となる。サウジの1月の産油量は973万バレルだった。
原油価格は新型コロナウイルスの感染拡大による原油需要の減少や協調減産の解消を受け、9日には一時前週末比で30%超の急落となった。ロシアの国営石油会社ロスネフチも大幅増産に踏み切る方針を示しており、原油相場に下落圧力がかかりそうだ。
一言コメント
末端価格が安くなってくれるのはうれしい。
コメントする