伊藤美誠 世界1位から初勝利ならず準優勝 ツアー連勝逃す【卓球 カタールOP】
- スポーツ
- 2020年3月9日
ITTFワールドツアー・カタールオープン<3月3~8日/ドーハ> 大会最終日の3月8日、女子シングルス決勝で伊藤美誠(19歳=スターツ/世界ランク3位)が、世界ランク1位の陳夢(26歳=中国)と対戦。ゲームカウント1-4で敗れ、前回のハンガリーオープンに続くツアー2連勝を逃した。
過去の対戦は0勝3敗と陳夢に対して未だ勝利のない伊藤。分の悪い相手ではあるが、昨日の準決勝ではリオ五輪金メダリストの丁寧(中国)を相手に圧巻のプレーで完勝しており、念願の初勝利が期待される一戦となった。
第1ゲーム、「大魔王」の呼び名で中国から恐れられる伊藤がスタートから本領を発揮。7連続ポイントで8-1と突き放し、苦手の陳夢を相手に一方的な展開。ラストも陳夢のサーブに対して強烈なバックハンドを放ち、11-3で第1ゲームを先制した。
絶好のスタートダッシュを切ったものの、第2ゲームは回転量の多いバックドライブで伊藤のバックサイドを攻めた陳夢がリード。伊藤も回り込んでフォアスマッシュを狙ったがミスが重なり、7-11でゲームを奪われる。
陳夢のドライブに押され、第3ゲームも劣勢スタート。4-8からフォアカウンターなどで8-8で追いつき、9-10となったところで陳夢がタイムアウト。次の1本は陳夢が豪快なフォアドライブ連打を決めて、伊藤は逆転ならず。
準決勝の丁寧戦は得意のサーブ&レシーブで主導権を奪えたが、陳夢には頼みのサーブが効かず、先にドライブで攻められる苦しい流れに。第4ゲームも0-5と序盤で離されてしまい、ゲームカウント1-3とあとがない状況になった。
第5ゲームは4-1のリードから4-3となったところで伊藤がタイムアウト。しかし流れを取り戻せず、4-6と逆転を許してしまう。最後まで陳夢のドライブに対応しきれなかった伊藤が1-4で敗れ、今大会は準優勝という悔しい結果に終わった。
【ITTFワールドツアー・カタールオープン】
<女子シングルス決勝>
伊藤美誠 1-4 陳夢(中国)
11-3/7-11/9-11/7-11/7-11
一言コメント
五輪で雪辱を晴らしてもらいたい。
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