レアルが約4年ぶりにリーグ戦でバルサに勝利! 決戦のクラシコ制して再び首位浮上
- スポーツ
- 2020年3月2日
リーガ・エスパニョーラ第26節が1日に行われ、2位レアル・マドリードと1位バルセロナが対戦した。
前節、レアル・マドリードは16試合ぶりの黒星を喫して勝ち点「53」の2位に転落し、4連勝のバルセロナに首位の座を明け渡した。両者は勝ち点差「2」で、公式戦244回目の“エル・クラシコ”に臨むことになった。
一進一退の攻防が続く中、最初に枠内シュートを打ったのはバルセロナだった。アルトゥールの縦パスからアルトゥーロ・ビダル、アントワーヌ・グリーズマンと繋ぎ、リオネル・メッシがフィニッシュ。しかし、右足で放ったシュートは相手GKティボー・クルトワに正面でキャッチされた。34分にはグリーズマンのスルーパスからアルトゥールが相手GKとの1対1を迎えたが、フィニッシュはクルトワの好セーブに阻まれた。さらに38分、セルジオ・ブスケツの浮き球スルーパスに反応したメッシが、胸でのコントロールから左足インサイドキックでゴールを狙ったが、これもクルトワのセーブに阻まれた。
試合はスコアレスで後半に突入する。レアル・マドリードは56分、イスコが左斜め45度の角度からゴール右上隅を狙ってミドルシュート。シュートは枠を捉えていたが、バルセロナのGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンはさすがの身体能力でこれを凌いだ。
レアル・マドリードは立て続けにビッグチャンスを迎える。61分、ダニ・カルバハルの折り返しにイスコが頭で合わせたヘディングシュートはテア・シュテーゲンの指先をかすめてゴールに吸い込まれそうになったが、バルセロナのDFジェラール・ピケにゴールライン上でクリアされてゴールとはならなかった。63分にはカルバハルの浮き球パスからカリム・ベンゼマがゴール前でダイレクトボレーを放ったが、枠を捉えることは出来なかった。
すると71分、ついに試合の均衡が破れる。レアル・マドリードはトニ・クロースのスルーパスからヴィニシウス・ジュニオールが相手DFの背後を取ると、左からゴール前に侵入してシュート。ボールはカバーに入ったピケの足に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。ヴィニシウスの19歳と233日での得点は、エル・クラシコ史上最年少の記録となった。
レアル・マドリードは後半アディショナルタイム2分にリードを広げる。直前に途中出場を果たしたマリアーノ・ディアスが右サイドからエリア内に侵入すると、テア・シュテーゲンの肩口を抜くフィニッシュでネットを揺らした。
伝統の一戦はこのまま終了し、レアル・マドリードが通算96勝目を飾った(96勝52分96敗)。レアル・マドリードがリーグ戦でのエル・クラシコに勝利したのは、2016年4月3日の一戦以来、約4年ぶりのことに。また、リーグ戦での通算成績は73勝35分72敗で勝ち越すことになった。
レアル・マドリードはリーグ戦3試合ぶりの白星で勝ち点を「56」に伸ばし、リーグ戦5試合ぶりの敗戦を喫したバルセロナを再び追い抜いて首位に浮上した。次節、レアル・マドリードは敵地でベティスと、バルセロナはホームでレアル・ソシエダと対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 2-0 バルセロナ
【得点者】
1-0 71分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
2-0 90+2分 マリアーノ・ディアス(レアル・マドリード)
【スターティングメンバー】
レアル・マドリード(4-3-3)
クルトワ;カルバハル、ヴァラン、S・ラモス、マルセロ;バルベルデ(86分 L・バスケス)、カゼミーロ、クロース;イスコ(79分 モドリッチ)、ベンゼマ(90+1分 マリアーノ)、ヴィニシウス
バルセロナ(4-3-3)
テア・シュテーゲン;セメド、ピケ、ユムティティ、J・アルバ;アルトゥール(81分 ラキティッチ)、ブスケツ、F・デ・ヨング;ビダル(69分 ブライトバイテ)、メッシ、グリーズマン(81分 ファティ)
一言コメント
やっぱレアルは強い!!
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