3月も「季節外れ」「記録的」連発か
- 政治・経済
- 2020年3月1日
暖冬傾向が続いたこの冬。雪国では深刻な雪不足に陥り、産業にも影響が出ました。あすから始まる3月も高温傾向が続き、今冬についで「季節外れ」「記録的な・・・」が飛び交うことも。
新しい月に替わるあす1日は春のスタートに位置付けられ、例年なら春めいてきます。今冬は冬型の気圧配置が強まっても、持続せず記録的な暖冬。雪国では観光に大きな打撃となりました。
コンスタントに寒い日が持続していれば、ひょっとした暖かさに春が実感できますが、今冬は入口から冬らしさは感じられませんでした。図は1月と2月の最高気温の中で冬の昼、晴れれば快適な陽気と感じる目安の気温15度以上の日を過去30年間で調べたものです。
吹いてくる風の向きは冬らしく北寄りの割合が多かったものの、実に12日も春を感じることができました。きょうは2月29日4年に一度のうるう日ですが、関東地方は日差しがあって、花粉の飛散も本格化しています。現在、関東地方に雨雲が接近中です。もし、東京都心で雨を観測すれば、4年に一度の2月29日、「うるう日」としては2012年、2016年についで3度連続のことです。
主要都市の向こう一週間の予想最高気温です。期間の前半は九州から東北にかけて平年より高い状態が続くとみられます。特にあす1日と2日月曜日は、関東や東海では4月並みの気温の所があり、東京ではあす1日が17度、名古屋はあす1日が17度、2日月曜日が18度といずれも4月上旬並みの暖かさが予想されます。その後、暖かさは一瞬トーンダウンしますが、週の後半は再び暖かくなり、札幌でも7日土曜日は5度に達すると見込まれます。
高温傾向はさらに続くとみられ、気象庁は高温に関する早期天候情報を発表しています。この先もしばらくは、大陸からの寒気の影響を受けにくく、暖かい空気に覆われやすいため、九州から北海道にかけて平年より気温の高い状態が続くとみられます。
各地方の影響期間と5日間平均気温平年差は以下の通りです。
北海道:3月4日頃から(+2.5℃以上)
東北:3月5日頃から(+2.4℃以上)
北陸:3月6日頃から(+2.5℃以上)
関東甲信:3月6日頃から(+2.7℃以上)
東海:3月6日頃から(+2.5℃以上)
近畿:3月6日頃から(+2.7℃以上)
中国:3月7日頃から(+2.6℃以上)
四国:3月7日頃から(+2.6℃以上)
九州:3月7日頃から(九州北部地方:+2.7℃以上、南部:+2.5℃以上)
※農作物の管理に注意してください。また、気温上昇に伴い積雪の多い傾斜地では雪崩や雪解けによる災害にご注意ください。今後の気象情報等に留意してください。
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桜が咲くのも早い?
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