鎌田大地が衝撃のハットトリック!フランクフルトがザルツブルクに4発快勝
- スポーツ
- 2020年2月21日
現地時間20日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)は決勝トーナメント1回戦ファーストレグが行われ、長谷部誠と鎌田大地の所属するフランクフルトはホームに奥川雅也の所属するザルツブルクを迎えた。
昨年のELで大躍進したフランクフルトと、今シーズンのチャンピオンズリーグで脚光を浴びたザルツブルクの対戦は、日本人対決としても注目の一戦。長谷部と鎌田、そして奥川が揃って先発したこの試合で、誰よりも強い輝きを放ったのは鎌田だった。
まずは12分、フィリップ・コスティッチからアルマミ・トゥーレとつなぎ、ペナルティーエリア内右で受けた鎌田がGKチカン・スタンコビッチを破ってフランクフルトに先制点をもたらす。
20分には、左サイドのスローインを素早くリスタートし、鎌田が決定機を迎えるもシュートはゴール右へと外れる。
攻勢を続けるフランクフルトに対し、ザルツブルクは前線で起点が作れず、奥川も思うようにボールに絡むことができない。やはりアーリング・ハーランド、南野拓実が抜けた穴の大きさを感じさせた。
すると迎えた43分、自陣でボールを奪い長谷部が起点となったカウンター。ジブリル・ソウのパスに抜け出した鎌田が鋭い切り返しでジェローム・オンゲネをかわし、飛び出したGKスタンコビッチをあざ笑うかのようなチップキックを沈めてフランクフルトが追加点を挙げた。
フランクフルトが2点をリードして迎えた後半、追いかけるザルツブルクは奥川、パトソン・ダカを下げてカリム・アデイエミ、セク・コイタを後半から投入する。
しかし、次の1点を奪ったのはまたしてもフランクフルト。53分、コスティッチのシュートのこぼれ球を拾ったオビート・ヌディカの左クロスを、ゴール前フリーの鎌田がヘディング。これがマクシミリアン・ウーバーに当たってゴール右へと決まり、鎌田のハットトリックでフランクフルトが3-0とリードを広げる。
さらに56分には、カウンターから鎌田のパスに抜け出したアンドレ・シウヴァとスイッチしたコスティッチが決めて4点目。あっという間に点差が開き、試合の趨勢は決まった。
セカンドレグに向けて一矢報いたいザルツブルクだが、77分にショートカウンターから迎えたコイタの決定機は、戻った長谷部が素晴らしいカバーリングでブロック。逆にカウンターからヌディカのシュートのこぼれ球を入ったばかりのゴンサロ・パシエンシアが押し込むもGKスタンコビッチが連続セーブでしのいだ。
81分にダニー・ダ・コスタとの交代で殊勲の鎌田がお役御免。大量リードのフランクフルトは余裕を持った試合運びで試合を終わらせたいところだったが、83分にソウがエリア内で足を高く上げてウルマーを蹴ってしまいPKを献上。これをファン・ヒチャンが決めてザルツブルクが一矢報いることに成功する。
しかし反撃もそこまで。アディショナルタイムの3分間を含めて試合をコントロールしたフランクフルトがホームで3点のリードを得て先勝。セカンドレグは27日にザルツブルクのホームで行われる。
■試合結果
フランクフルト 4-1 ザルツブルク
■得点者
フランクフルト:鎌田(12分、43分、53分)、コスティッチ(56分)
ザルツブルク:ファン・ヒチャン(85分PK)
一言コメント
文句なしのあっぱれだ!!
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