鷹の最速160キロ左腕に漂う大ブレイクの予感 2016年ドラ2が遂げた変貌
- 企業・経済
- 2020年2月15日
3年ぶりのリーグ優勝、そして、4年連続の日本一を狙うソフトバンクホークス。例年より早い3月20日の開幕に向けて、宮崎市の生目の杜運動公園でキャンプを行っている。13日には初の紅白戦が行われ、いよいよ生き残りへのサバイバルが本格化する。
12球団屈指の戦力層を誇るソフトバンクだが、やはり新戦力の台頭は新たなシーズンに向けて不可欠だ。昨季は周東佑京内野手が育成から支配下を勝ち取り、そしてほぼ1年間を通して足のスペシャリストとして1軍の戦力となった。ドラフト1位ルーキーだった甲斐野央投手も勝利の方程式の一角を担った。
そのホークスで、今最も台頭を予感させているのが2016年のドラフト2位・古谷優人投手だろう。13日の紅白戦では2イニングを投げてパーフェクト投球。最速153キロを投げ込み、スタンドをどよめかせた。その前に投げたシート打撃でも打者9人をノーヒット。この時の最速は151キロだった。
昨季までの課題は制球力だったが、ここまでは改善の様子が見える。オフに徹底した走り込みなどで下半身を強化。一回りも、二回りも下半身が大きくなったことでフォームが安定した。紅白戦でも変化球でカウントを整えることができ、古谷本人も「全体的にまとまっていて良かった。3回目でもコントロール良く、安定した投球が出来た」と胸を張っていた。
昨季、3軍戦で日本人左腕最速となる160キロをマークした古谷。ここまでのキャンプでも、若手の中でそのアピール度は群を抜いていると言って良いだろう。貴重な左腕、そして、常時150キロを超える剛腕となれば、戦力にならないはずがない。
紅白戦後の工藤公康監督も「1軍の打者に対して抑えることができて通用した。変化球でカウントを取れたり、ボール球を振らせることが出来たのは収穫。自信を持ってくれば、まだ腕を振れるようになる」と更なる伸び代に期待した。現段階でのナンバーワン有望株、古谷優人。今季1軍での大きな飛躍が期待できそうである。
一言コメント
鬼に金棒と化してきた!?
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