天神ビブレ 11日に閉館へ 44年の歴史に幕 学生時代の思い出懐かしむ人も 福岡市
- 政治・経済
- 2020年2月11日
再開発で11日に44年の歴史に幕を下ろす、福岡市の天神ビブレ。
閉館を前に、買い物客や関係者はどのような思いでいるのでしょうか。
天神地区の再開発事業「天神ビッグバン」に伴う建て替えで、11日に閉館する「天神ビブレ」。
長年競い合ってきたライバル店も、別れのメッセージを送っています。
そんな天神ビブレに10日、閉館前にもう一度訪れたという人の姿がありました。
【買い物客】
「ずいぶん昔、まだ自分も若い頃によく買い物に来てました。何をっていう目的はないけど、おしゃれだったので」
「もう少し若いときにはよく来てました」
【記者】
「高校生とか?」
「そうです、バイトで給料入ったら友達と来るという感じでした。まだもうちょっとあるかなっていう感覚だったので、急いで今から行こうって」
1976年にオープンした天神ビブレは、若者向けファッションの発信拠点としての役割を担ってきました。
サブカルチャーにも敏感で、ファッションビルには珍しいゴシック・アンド・ロリータの専門店も。
【従業員】
「10年以上ずっとみんなで頑張ってきたのですごく寂しい気持ちでいっぱいで、まだ実感がわかないっていうのもある」
館内には地元のクリエイターからメッセージも寄せられています。
【天神ビブレ 浅井直樹館長】
「役割を終えた訳ではなくて、現役のまま最後まで走りきるというようなお店でいられたので、我々の役目を引き継いでいただいて、天神の街で若者向けのカルチャーを表現してもらえる場所ができれば良いなと思っています」
いよいよ11日に44年の歴史に幕を下ろす天神ビブレ。
最終日もいつも通り、午前10時から午後8時半まで営業するということです。
一言コメント
寂しさはあるが、生まれ変わった姿に期待したい。
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