「安全運転悪くないだろう」熊本県警の標語またバズる 「ぺこぱ」に「ツボった」警部が新作
- 政治・経済
- 2020年2月11日
「安全で慎重な運転悪くないだろう」「免許を取る初心の頃に時を戻そう」――。サッカー・ワールドカップ(W杯)などにちなんだ交通標語で知られる熊本県警から、若手漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」にヒントを得た新作が生まれた。標語を県警公式ツイッターで紹介した7日以降、2万件以上の「いいね」が寄せられるなど、盛り上がりを見せている。
県内51カ所の交通情報板に表示する標語を手がけるのは、県警交通企画課の米村法数(のりかず)警部。「半端ないって」が代名詞のサッカー日本代表FW、大迫勇也選手が2018年W杯で活躍した時はいち早く「おもいやり運転ハンパないって!」と流すなど、タイムリーな標語作りで話題をさらってきた。
今回のネタ元は、19年暮れのM―1決勝で3位だった松陰寺太勇(しょういんじたいゆう)さん(36)とシュウペイさん(32)のコンビ「ぺこぱ」の漫才。シュウペイさんが畳みかけるボケを松陰寺さんが「悪くないだろう」「時を戻そう」といなすやり取りが爆笑を呼び、審査員の高評価を得た。
この漫才に「ツボった」米村警部が、ぺこぱへの敬意を込めて作った新作2本は6日から県内の交通情報板に登場した。すると、県警公式ツイッターに松陰寺さん本人から「フォレ(俺)達が熊本に届いてる。悪くないだろう。どうもファリガトウ(ありがとう)!」と、言葉の一部を言い換える独特のギャグを絡めたコメントが届き、ソーシャル・ネット・ワーキング・サービス(SNS)で一気に「バズった」(話題になった)。県警の紹介ツイートに付いた「いいね」の数は13年のアカウント開設以来最多となり、「全国展開してほしい」「センスに脱帽です」「ぺこぱさんを一日署長に」などと多数のコメントが寄せられている。
新標語の情報板表示期間は2月末まで。米村警部は「ベテランドライバーも免許取りたての頃の緊張感や交通ルールを思い出して慎重な運転を心がけてほしい」と願う。
一言コメント
センスのいいおまわりさんもいるんだね。
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