111年ぶり記録更新 初雪いつ? 暖冬で野菜は2019年の半値以下に 消費者が喜ぶ一方で… 福岡市
- 政治・経済
- 2020年2月8日
111年ぶりに記録を更新です!
何の記録かというと、福岡市の最も「遅い」初雪の記録なんです。
雪が降らない暖かい冬。
暮らしや経済に影響が広がっています。
この冬一番の寒気が流れ込み、初雪も予想された6日夜の福岡市ー。
【記者】
「2月6日の午後11時59分です。空気は冷たくとても寒いです。そして日付を超えましたが、雪が降る気配はありません」
1890年の統計開始以降、福岡市で最も初雪が遅かったのは、1909年の2月6日。
ですが、6日に雪は観測されず、実に111年ぶりにこの記録が更新されることとなりました。
暖冬傾向の2020年の冬。
1月の平均気温は過去最高の9.5度、翌週からも春本番さながらの陽気が見込まれていて、「暖かい冬」の影響が広がっています。
福岡市内の青果店。
生育が良い野菜は安値の傾向が続いています。
【買い物客】
「大根でもみな安いのよね」
【居酒屋の関係者】
「(頭カット)お通しとか一品料理で」
「安い方が皆様にも安く出せるんで」
特に葉物野菜は値崩れを起こしていて、キャベツなどは2019年の半値以下に下がっているといいます。
【かいぶつくん 薬院店 篠原加代子店長】
「お客様は喜んでますけど量も多くなってますし、はかすのも大変です」
そして、雪の季節の定番商品にも異変が起きています。
【記者】
「こちらのタイヤ販売店、本来店頭に山積みになっているスタッドレスタイヤなんですが、今年はこの一部にしか置いていないということです」
雪が全く降らないためスタッドレスタイヤやチェーンの需要がなく、ほとんどの商品が倉庫に入ったままです。
【タイヤ館 松崎 鶴川勝久店長】
「タイヤの売れ行きは前年より大幅にダウンしているような状況ではあります」
「どう埋め合わせていくか、僕らも考えていかなければならない」
今後も気温が高い状態が続けば、雪が降らないまま春を迎える可能性もあり、暖冬の影響が広がる恐れも出てきています。
一言コメント
確かに今年は雪を見ていない…
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