JapanTaxiとMOV、タクシー配車アプリ事業統合
- 企業・経済
- 2020年2月5日
日本交通ホールディングスとDeNAは、タクシー配車アプリ等に関する事業を4月1日に統合する。両社はそれぞれ、タクシー配車アプリの「JapanTaxi」、「MOV」を運営している。
今回の合意では、JapanTaxiとMOVの事業を統合。現在、日本交通の子会社であるJapanTaxi株式会社の共同筆頭株主は日本交通とDeNAとなり、新体制で事業を推進する。また、社名は新社名となる。
統合の背景として、タクシー業界において急激に進むIoT化、業界全体の急速な変化と競争の激化、タクシー事業者の労働力不足や収益性の課題を挙げる。これらに対し両社は、事業を統合することで強固な経営体制を築くことが最善であると判断し、提携に至ったという。
統合後は、市場の変化などへのスピーディな対応、タクシー事業者と利用者双方にとってより良いサービスの提供、MaaS領域における取り組みの加速を目指す。
統合により、配車可能な車両数は約10万台となる予定。利用者に向けたタクシー配車アプリによる新たなサービスの提供をはじめ、タクシー事業者に対するサービス向上を通じた経営基盤強化による、生産性向上や公共交通機関としての安定的な輸送確保を推進する。
統合後の会社名は今後検討。所在地は東京都千代田区紀尾井町3-12を予定。代表取締役会長に日本交通ホールディングス 代表取締役の川鍋一朗氏、代表取締役社長にDeNA 常務執行役員 オートモーティブ事業本部長の中島宏氏が就任する。
株主比率は、日本交通ホールディングス、DeNAともに38.17%を予定。
一言コメント
IoTは業界の垣根をなくす!?
コメントする