新型高速船「クイーンビートル」30日から予約 福岡-釜山、7月就航
- 政治・経済
- 2020年1月22日
JR九州高速船(福岡市博多区)は21日、福岡-韓国・釜山航路で7月に就航する新型高速船「クイーンビートル」の予約を今月30日から受け付けると発表した。船はオーストラリアで建造中で、駐日豪大使のリチャード・コート氏が21日、福岡市を訪れ、「日韓を結ぶ懸け橋となる船が、豪州で建造されることを誇らしく思う。両国の観光事業に大きく寄与できると期待している」と語った。
クイーンビートルは定員502人で、福岡-釜山を3時間40分で結ぶ。7月15日の就航を予定し、運賃はスタンダードクラスで片道大人1万6千円、ビジネスクラスはプラス5千円と設定した。
リチャード氏はこの日、博多港を視察し、就航に向けた準備を確認した。JR九州高速船の水野正幸社長は「欧米豪にもPRし、客層を広げる戦略を取る」と語り、新船就航で日韓以外の利用者を3倍の年間3万人に増やす目標を掲げた。現在は、日韓の利用者が9割以上を占める。
新船では免税店や展望デッキが整備され、ラウンジで軽食も楽しめる。現在は定員191人のビートルが1日2往復(繁忙期を除く)し、1往復を新船に置き換える。
一言コメント
あとは乗客を確保できるかだ。
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