〔米株式〕NYダウ、5日ぶり最高値更新=米中協議の進展期待で(25日)☆差替
- 経済情報
- 2019年11月26日
【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク株式相場は、米中貿易協議の進展を期待した買いが入り、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比190.85ドル高の2万8066.47ドルと、5営業日ぶりに史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数も112.60ポイント高の8632.49と、4営業日ぶりに最高値を塗り替えた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比1億0874万株増の8億5209万株。
ロイター通信によると、オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は23日、米中両国が年内に貿易協議「第1段階」の最終合意に至る可能性は依然としてあるとの見解を表明。また、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報も「第1段階」の合意は「極めて近い」と報じた。
こうした報道に加え、中国政府が24日、知的財産権の侵害に対する罰則を強化する方針を示したことも「米国の要求に応じて歩み寄りの姿勢を見せた」(日系証券)と受け止められ、市場では貿易協議の進展への期待が台頭。半導体大手インテルや化学大手ダウなど中国との取引が多い銘柄を中心に買いが膨らんだ。
さらに、ネット証券最大手チャールズ・シュワブと同業2位TDアメリトレード・ホールディングス、仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)と高級宝飾ブランドのティファニーなど、大型のM&A(合併・買収)が相次ぎ発表されたことも相場の地合いを強めた。
個別銘柄(暫定値)では、ユナイテッドヘルス・グループとインテルが2.1%高とダウの上昇を主導した。化学大手ダウは1.9%高、キャタピラーとアップルは1.8%高、スリーエム(3M)は1.6%高。TDアメリとティファニーはそれぞれ7.6%高、6.2%高と急伸した。一方、エクソンモービルとマクドナルドは0.7%安、ベライゾン・コミュニケーションズは0.6%安、ナイキは0.5%安と売られた。
一言コメント
バブルの予感もしてきた。
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