レクサスがブランド初の電気自動車「UX300e」を公開! 走りと環境性能を両立
- 企業・経済
- 2019年11月23日
レクサスは2019年11月22日~12月1日に開催される中国・広州モーターショーでレクサス初の電気自動車(EV)市販モデル「UX300e」を世界初公開した。UX300eは2020年以降に中国や欧州などを皮切りに順次発売し、日本での発売は2021年前半を予定する。
2005年にRX400hを発売以降、レクサスは電動化技術のパイオニアとして優れた走行性能と環境性能の両立を追求してきた。今年の東京モーターショーでは電動化技術を用いて車両の基本性能を大幅に進化させ、ユーザーにクルマがもたらす楽しさや喜びを提供し続けることを目指す電動化ビジョン「Lexus Electrified」を発表している。
ハイブリッドで培ったモーター制御技術を軸としてパワートレインやステアリング、サスペンション、ブレーキなどを統合的に制御する。これによって走行シーンに応じた駆動力コントロールを行い、理想的な車両姿勢を実現。より安心安全で運転する楽しさを感じられるクルマの提供を目指すとした。
このビジョンのもとで初のEV市販モデルとなるUX300eは、EVの潜在能力を生かしてクルマの根源的な価値を磨き上げるべく開発を進めてきた。コンパクトクロスオーバーUXが持ち味としている個性的なデザインや高い利便性、取り回しのしやすさはそのままに、レクサスのEVならではの上質で「すっきりと奥深い走り」と優れた静粛性を追求。最新のコネクティッド技術を採用し、EVとしての価値を最大化しながら運動性能や日常の使い勝手などの両立を図った。
ドライバーの運転感覚に寄り添った自然な加減速と高出力モーターによる優れた加速性能を両立したほか、運動性能に関しても大容量バッテリーを床下に配置することで低重心化と航続距離400kmを実現する。ドライブモードセレクトによって、ペダル操作に対して瞬時にトルクが立ち上がるEVならではの力強い加速フィーリングを味わえる。またパドルシフトにより減速度を4段階から選択することで、ガソリン車のエンジンブレーキと同じように減速操作ができるなど、EVの特性を最大限生かしながら自然な操作性を実現している。
さらにTNGAによって生み出されたGA-Cプラットフォームの高い基本性能をさらに磨き上げるため、UX300eではブレースの追加やショックアブソーバーの減衰力最適化などEV化による運動特性の変化に合わせて細部に至るまでチューニングした。
また、EVの優れた静粛性をより高めるため、床下バッテリーに遮音壁としての機能を持たせたほか、エンジンやトランスミションの音がないゆえに聞こえる風切り音や小石、砂などの巻き上げ音にも配慮し、室内空間の心地よい静けさを実現した。
ドライバーの自然な運転感覚を大切にし、走行中のサウンドにもこだわった。アクティブサウンドコントロール(ASC)を採用することで、車両の走行状況を感じられる快適なドライビング環境を整え、ドライバーや同乗者に心地よいサウンドを提供する。
ハイブリッドシステムの開発で培った知見を生かしてEVシステム全体の性能向上を図りながら、バッテリーの信頼性にもこだわって開発した。さらに先進のコネクティッド技術を採用し、スマートフォンと連携した高い利便性を実現している。大容量バッテリーを採用したため、ハイブリッド車で培ったモーター、インバーター、ギヤ、バッテリーといった主要装備の効率を最大化。システム全体としての性能向上を図ることで、不自由なく日常の移動が可能な航続距離400kmを確保した。ほかにも、低温、高温下でも正常に動作するようバッテリーに温度調整機能を備えるほか、過充電防止システムや多重監視のセーフティネットにより、高い信頼性を実現する。
さらに最新のコネクティッド技術を採用。専用アプリによるスマートフォンとの連携により、バッテリー残量や走行可能距離表示、充電の必要があるかを確認できる。また、充電完了までの時間を把握できるほか、出発時間い合わせて充電が完了するようタイマーを設定することも可能。さらにエアコンやシートヒーター、デフロスターなどを車外から稼働させることができるなど高い利便性を実現した。
デザイン面ではレクサスのクロスオーバーUXが備えている個性的なデザインや高い機能性はUX300eにも継承され、車両全体での優れたパッケージングを実現している。タフな力強さと俊敏な走りを想起させる大胆かつ洗練されたエクステリアに加えて、優れた空力性能を確保するために専用ホイールや床下空力カバーを新開発した。
インテリアはシフトバイワイヤを採用したセンターコンソールなど、すっきりとしたEVらしい操作系を実現。世界トップレベルの先進安全技術をより早く開発し、より多くのクルマに普及させていくことが重要という考えのもと、予防安全パッケージ「レクサスセーフティシステム+」を採用した。交通事故や事故死傷者のさらなる低減とドライバーの負担軽減を目指したほか、運転支援時にドライバーにとって自然で安心感のある車両挙動を追求する。
一言コメント
ぜひ乗ってみたいね。
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