金正恩氏、ASEAN首脳会議出席見送り 南北関係緊張で「無意味」
- 国際
- 2019年11月22日
[ソウル 21日 ロイター] – 北朝鮮は、来週韓国で開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議への招待について、金正恩朝鮮労働党委員長の出席を拒否した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が21日伝えた。南北関係の緊張を理由に「無意味だ」と一蹴した。
KCNAによると、招待状は韓国の文在寅大統領が5日に金委員長に送り、委員長が参加できなければ特使の出席が可能としていた。
文大統領は、釜山で開かれるASEAN首脳会議の場に金委員長が加わることに期待を表明していた。大統領の事務所は、朝鮮半島和平に向けた両首脳の努力に国際的な支持を集めるための招待だったと説明。金委員長がこの機会を逃すことは「非常に遺憾」だとした。
北朝鮮は韓国政府に謝意を示す一方で、韓国に対し、金委員長が出席する「正当な理由が見つからないことへの理解」を求めた。
一方、韓国が米国に依存しているために過去の南北首脳会談での合意が実行に移されていないとして韓国を批判し、「合意事項がまったく実行されていないため、形式だけの南北首脳会談は無意味だ」と主張した。
「米国にひどく頼ることで失敗を経験したにもかかわらず、不適当な多国間の場で南北関係を協議しようという提案には困惑させられる」とした。
北朝鮮は最近、米韓合同軍事演習や韓国による米国製の兵器購入などを巡り批判を強めていた。
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文大統領も八方塞がりになってきた!?
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