ニュージーランドがウェールズに大勝 4大会ぶりの3位で幕
- スポーツ
- 2019年11月2日
◆ラグビーW杯 ▽3位決定戦 ニュージーランド40ー17ウェールズ(1日・東京スタジアム)
世界ランク3位のニュージーランド(NZ)が同4位のウェールズを下し、2003年以来、4大会ぶりの3位で今大会を終えた。
準決勝でファイナルへの切符を絶たれた同士がうっぷんを晴らすようにグラウンドを駆け回った。先制したのはNZ。前半5分、敵10メートル付近の密集からFWでつなぎ、最後はプロップのムーディーが約25メートルを走りきり、右中間にトライを挙げた。同13分には敵陣22メートル上の密集からSHスミスがサイドを突き、交差するように走り込み、パスを受けたFBバレットが抜け出し、中央に飛び込んだ。
いきなり14点差をつけられたウェールズもすぐさま反撃に出た。前半19分、敵陣深くからBK陣が大きく展開。飛ばしパスを受けたFBエーモスがカットインで相手守備網を突破し、左中間にトライを決めた。同27分には中央右のPGをSOパッチェルが入れて14―10と4点差まで詰めた。
NZも再び攻勢をかける。前半33分、FW陣が細かいパス交換で前進すると、SOの位置に入ったウィングのスミスが鋭くカットイン。スピードに乗り、4人を抜いて中央右になだれ込んだ。前半終了を告げるホーンが響いた直後、敵陣22メートルでSHスミスのロングパスを受けたスミスが2人を振り切り、右隅に飛び込み連続トライ。直後のコンバージョンキックも決まり、前半は計4本のトライを挙げたNZが28―10でリードした。
ラグビー王国は手を緩めない。後半2分、スピードに乗ったBK攻撃から最後は中に切れ込んだセンターのクロティがゴール左にトライを決めた。
ウェールズも黙ってない。今大会トライ記録の暫定トップ、ウィングのアダムズが後半19分に通算7本目となるトライを挙げた。
NZも最後に再び仕掛ける。後半36分にSOモウンガが左隅に飛び込み、チーム6本目のリードを挙げた。
※数値は速報値
やっぱりニュージーランドは強かった。
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