英国、12月総選挙へ-野党・労働党がジョンソン首相の意向支持
- 国際
- 2019年10月30日
(ブルームバーグ): 英国はこの4年で3回目の総選挙に臨むことになる。同国の政治を膠着(こうちゃく)状態に陥れている欧州連合(EU)離脱問題の解決に向けて、主要政党が合意した。
ジョンソン首相は12月9-12日のいずれかの日程に前倒し総選挙を実施することで、最大野党・労働党のコービン党首の支持を得た。
投票日はまだ確定していないが、この総選挙は事実上、EUを離脱するかどうかを問う国民投票となる。離脱撤回を主張する党から合意なき離脱を強行しようとする党の間で、有権者が選択を表明する最後のチャンスになる公算が大きい。
議会は29日中に総選挙実施について採決する。首相が提案しているのは次の選挙の日程を12月12日とする法案で、可決には過半数の支持が必要。労働党は12月の早期総選挙を支持するとし、投票日は政府案への修正案次第だとしている。
投票日は12月9日から12日の間で各党の思惑が交錯している。ジョンソン首相の法案に対する修正案は現在起草されつつある。自由民主党とスコットランド民族党(SNP)が9日を望んでいることから政府は妥協案として11日を提案したと当局者は述べた。
原題:U.K. Set for December Election to Break Impasse: Brexit Update(抜粋)
一言コメント
この選挙で事態は打開できるのだろうか…
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