紀平梨花、230点超えてもV逸に「新時代だな」 トルソワ圧巻の世界最高点でV
- スポーツ
- 2019年10月27日
「フィギュアスケート・スケートカナダ」(26日、ケロウナ)
女子フリーが行われ、注目の15歳、アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)は予定していた4本の4回転ジャンプのうち、3本を着氷させた。フリー166・52点、SPとの合計で241・02点の世界最高得点を記録し、優勝した。SP1位の紀平梨花(関大KFSC)はフリー148・98点、合計230・33点で2位だった。
紀平は冒頭に予定していた3回転アクセルからの連続ジャンプが、ジャンプ軸が傾きステップアウトしたため、単独の3回転アクセルに。続けて単独を予定していた3回転アクセルに2回転トーループをつなげてリカバーした。
以後の要素は大きなミスはなく、出来栄え点(GOE)でも0・80点から1・79点の加点を得た。3本のスピンとステップシークエンスは最高評価のレベル4を獲得したが、4回転ジャンプ4本を演技に折り込み3本を降りたトルソワの逆転を許した。
合計230点を超えてのV逸に「新時代だなって」と笑みを見せて答えた紀平。「1つめのアクセルはやってしまったと。2本目でコンビネーションを絶対つけたいと集中して跳んだ」と振り返った。自身の直前にトルソワが世界最高を超える得点をたたき出したことには「圧倒された。ノーミスしても超えられるか分からない点数が聞こえてしまって、今までにない経験だった」と率直な思いも口にした。ただ、「まとめられたのは良かった」とも語った。
また、大会前、タクシー乗車中に交通事故の被害にあい、またこの日の演技前には体調不良も訴えていた本田真凜(18)=JAL=はフリーの演技をやり遂げ、フリー120・06点(6位)で、SPとの合計179・26点で6位に入った。
一言コメント
また、新たなライバルの出現だ。
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