福岡でラグビー国際会議 競技人口の拡大議論
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- 2019年10月16日
医療や選手育成、審判など裏方で競技を支える世界各国のラグビー関係者が集まる国際会議が15日、福岡市中央区のヒルトン福岡シーホークで開幕した。開催中のワールドカップ(W杯)日本大会でラグビー人気が高まる中、ピッチの外でも競技人口の拡大や技術水準の向上などについて白熱した議論を戦わせる。
会議は、W杯を開催する国際組織、ワールドラグビー(WR)が主催し、約50カ国から約200人が参加する。17日までの期間中、腰にぶら下げた帯状のタグを取り合う「タグラグビー」や7人制の普及、女性活躍などをテーマに意見を交わす。
会議冒頭であいさつした福岡市の高島宗一郎市長は「日本は今、世界最高峰のプレーに沸いている。福岡市でも3試合が行われ、街はにぎわった」と述べた。
会議は毎年1回開かれているが、今年はW杯にあわせて、初めて日本で開催された。国内数都市が名乗りを上げた中、今年1月、WRが福岡市を開催地に決めた。
福岡は、ラグビー名門県として全国に知られる。高校ラグビーでは、東福岡など全国屈指の強豪校を抱える。平成24年には、コカ・コーラウエスト=現・コカ・コーラボトラーズジャパン=元会長の故・末吉紀雄氏らの尽力で、世界中の35歳以上のラグビー愛好家による国際大会を国内で初開催した。世界中の愛好家に高いラグビー熱を印象づけ、W杯や今回の会議誘致にもつながった。
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