400勝投手、金田正一氏が死去 死因は急性胆管炎による敗血症 86歳で
- スポーツ
- 2019年10月7日
プロ野球の国鉄、巨人で通算400勝を挙げた金田正一氏が死去したことが6日、分かった。同日午前4時38分、急性胆管炎による敗血症のため、都内の病院で亡くなった。86歳だった。巨人が発表した。
金田氏は愛知県出身。享栄商高を中退し、1950年に国鉄(現ヤクルト)入り。8月入団ながら速球と縦に落ちるカーブを武器に8勝、打者としても17歳2カ月で史上最年少本塁打を記録した。51年から14年連続で20勝以上をマークし、球界を代表する大投手に。対巨人、対長嶋茂雄に闘志を燃やし、58年4月5日の開幕戦(後楽園)では、デビュー戦の長嶋から4打席連続三振を奪った。
巨人移籍5年目、通算400勝を達成した69年に現役を引退した。前人未到の400勝、4490奪三振と298敗はともに史上最多。沢村賞には3度輝いた。背番号34は巨人の永久欠番になっている。
引退後は73年から78年まで、90年と91年にロッテ監督を務め、74年にはリーグ優勝と日本一に導いた。88年に野球殿堂入り。「カネやん」の愛称で親しまれ、ロッテ監督退任後は野球解説者、タレントとして活躍した。
巨人の発表によると通夜、告別式は近親者のみで行われ、喪主は長男・賢一さん。後日、お別れの会を行うという。
一言コメント
監督としての印象も強かった。
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