東日本大震災の被災地・釜石で初開催のW杯 ウルグアイがフィジーを破る番狂わせ
- スポーツ
- 2019年9月26日
◇ラグビーW杯1次リーグD組 ウルグアイ30―27フィジー(2019年9月25日 釜石復興)
東日本大震災の被災地・釜石で初めて開催されたW杯は、世界ランキング19位のウルグアイが同10位のフィジーを破る番狂わせを起こし、白星スタートを切った。
津波で流された小中学校の跡地に建てられた今大会唯一の新設会場・岩手県釜石市の鵜住居復興スタジアムには、かつて日本選手権7連覇を果たした新日鉄釜石(現釜石シーウェイブス)のOB、地元のファンや小学生、フィジーやウルグアイから訪れたサポーターなど1万4025人が詰めかけ、秋篠宮ご夫妻も観戦された。
試合前には航空自衛隊の「ブルーインパルス」が上空を飛行して雰囲気を盛り上げ、キックオフ直前には震災の犠牲者に黙祷がささげられた。試合はフィジーとウルグアイが交互にトライを取り合い、前半21分でウルグアイが14―12とリードするスリリングな展開。だが、ウルグアイはスクラムで立て続けに反則を取られるなど劣勢ながら、ひたむきなディフェンスと素早い集散で対抗し、前半23分のトライで21―12とリードすると、後半もPGで加点して逃げ切った。1試合30得点はW杯初勝利を挙げた99年大会スペイン戦の27点を抜く、同国のW杯最多得点記録となった。
フィジーは初戦のオーストラリア戦に続いて2連敗。ウルグアイを上回る5トライを挙げながらも、パスミスと再三ゴールキックを外したことが響き、対ウルグアイでは4試合目で初黒星となった。
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番狂わせがあると盛り上がる!?
番狂わせがあると盛り上がる!?
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