米アマゾンが求人3万人、応募は1週間で20万人以上
- 国際
- 2019年9月23日
ニューヨーク(CNN Business) 米アマゾンは22日までに、米国内で3万人の新規雇用計画を発表後、インターネットによる応募は1週間で20万8000件以上に達したと報告した。
1分ごとに18件以上の応募があった計算になる。履歴書の送付はまだ続いているという。
同社の人事担当副社長は「全米の住民は最低賃金が時給15ドル(約1620円)で勤務開始の最初の日から福利厚生が適用され、技能向上の機会があるなどアマゾンの価値を知っている」と強調した。
新たに募っている職種は発送センターからソフトウエア開発の技術職までさまざまで、全てが生涯雇用で大半が常勤。時給は少なくとも15ドルで、医療保険、個人年金制度や最長20週間の有給の育児休暇などの福利厚生も保障される。
同社は最近、米6都市で就職関連行事を開いたが数千人規模の求職者が集まった。第2本社に選ばれたバージニア州アーリントンの行事には5000人以上が参加。ボストン、シカゴ、ダラス、ナッシュビルやシアトルでの類似行事も同様に混雑したという。
新規雇用に動く企業は現在、厳しい売り手市場に直面している。米労働統計局によると、現在の求人規模は720万人で、失業者数は600万人となっている。
この結果、アマゾンのような大企業は雇用と社員の引き留め策に腐心している。同社は今年7月、社員の新規訓練事業に7億ドル投じる事業計画を発表。より多い報酬が望め、需要の多い職種に必要な新たな技能を社員に身につけさせる事業となっている。
一言コメント
アメリカも売り手市場なのか…
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