台風17号 中国地方が暴風域に 北日本から西日本にかけて暴風や大雨に警戒を
- 政治・経済
- 2019年9月23日
大型の台風17号は暴風域を伴い、速度を上げて山陰沖を北東へ進んでいる。台風は今後、温帯低気圧に変わりながら24日(火)にかけて北日本を通過する見込み。北日本から西日本にかけて、広範囲で暴風、高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、先日、台風の影響で大きな被害を受けた千葉県では、南よりの強い風の吹くおそれがあり、災害復旧作業に十分注意が必要だ。
大型の台風17号は、23日午前4時には、島根県松江市の北西にあって、1時間におよそ50キロの速さで北東へ進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径170キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。
台風は、中国地方にかなり接近していて、中国地方は台風の暴風域に入っている。台風はこの後、23日朝には日本海で温帯低気圧に変わりながら、勢力を保って北東に進み、23日夜から24日未明には北日本を通過する見込み。
台風の中心から離れた地域でも強い風が吹いており、西日本と東日本には暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっている。台風は今後、温帯低気圧に変わったあとも、さらに広い範囲で強い風が吹く見通しだ。
西日本では非常に強い風が吹き、大しけとなっている所がある。23日夜遅くにかけて、西日本から北日本の日本海側を中心に暴風や大しけとなる見込み。
暴風やうねりを伴った高波に警戒し、高潮や塩害に注意が必要だ。
西日本の大雨は峠を超えたが、西日本太平洋側や東海、対馬で300ミリから500ミリを超える大雨となり、土砂災害の危険度が高くなっている所がある。
東日本の太平洋側や北日本では、台風から変わる低気圧の雨雲や暖かく湿った空気の影響で、23日夜遅くにかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあり、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。
一言コメント
まだ場所によっては警戒が必要だ。
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