【ラグビーW杯】オールブラックスが23-13で南ア撃破 屈指の好カード制す、6万超ファンが横浜で熱狂
- スポーツ
- 2019年9月22日
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は21日、プールBの初戦(横浜国際総合競技場)でニュージーランド(オールブラックス)と南アフリカが激突。優勝候補同士の屈指の好カードは、3連覇がかかるオールブラックスが23-13で勝利し、勝ち点4を獲得した。横浜に詰めかけた6万3649人のファンがハイレベルな一戦に酔いしれた。
大会2日目にして実現した強豪同士のマッチアップ。メンバーが読み上げられるだけで、超満員の場内からは大歓声。そしてピッチに両チームのスターターが登場すると、眩いばかりのフラッシュが光った。オールブラックス伝統のハカはド迫力で、割れんばかりの拍手が送られた。
決勝カードでも違和感のない両者の激突。先手を取ったのは南アフリカだ。前半3分にSOハンドレ・ポラードのPGで3点を先取した。黙ってはいないオールブラックスはSOリッチー・モウンガがPGを決めて追いつくと、23分にはキックパスでの展開からボールをつなぎ、WTBジョージ・ブリッジが中央にトライし勝ち越し。その3分後にも相手のミスを逃さず、最後はLOスコット・バレットがトライを決め、リードを14点に広げ、前半を折り返した。
後半は南アフリカが反撃を開始する。7分にトライを返すと、さらに猛攻。後半18分にポラードが絶妙なドロップゴール(DG)を決めて4点差に迫る。
南アフリカがペースを握ったかと思いきや、オールブラックスが底力を発揮する。26分にモウンガが、31分にもFBボーデン・バレットが立て続けにPGを決め、正確なキックで23-13と突き放す。このまま逃げ切り、意地と意地がぶつかり合った一戦は、V3を狙う黒い軍団に軍配が上がった。
両チームの対戦はこれで99度目。オールブラックスの通算59勝36敗4分となった。W杯ではこれが5戦目で3勝2敗。すべて決勝トーナメントで、1次リーグでは初めての対戦だった。
またオールブラックスはこれが9度目のW杯だが、1次リーグでは無傷の29連勝。プール戦で負けたことがない唯一のチームだ。
一言コメント
決勝でまた当たるかも!?
コメントする