博多華丸、博多弁出てこず冷や汗 酒井美紀がピシャリ「片言ですね」
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- 2019年8月22日
お笑いコンビ・博多華丸・大吉の博多華丸が21日、東京・神田明神で行われた明治座9月『めんたいぴりり~未来永劫編~』東京公演成功祈願イベントに出席。博多土産の定番・辛子明太子の誕生を描いた同作の東京初上陸に「激戦の福岡県予選を勝ち抜いてきた気持ちです」と喜びを語ったが、博多愛が薄れていることを感じさせるエピソードが飛び出した。
原作は、福岡の辛子明太子のメーカー『ふくや』の創業者・川原俊夫氏を題材にした『明太子を作った男』(著・川原健)。2013年、15年にテレビ西日本でドラマ化、15年に博多座で舞台化、今年1月には劇場版が公開され、いずれも華丸が主演を務めている。
劇中で、華丸の妻を演じる酒井美紀が「東京のみなさんに、博多弁を聞いていただけてうれしいですね。と言っても、私は静岡県出身なのですが」と笑顔で明かすと、華丸が「もう、半分福岡(の人)です。すっかり本当にキュートな女将さんになっちゃいましたね」と絶賛。酒井の博多弁を褒めながら「僕の方が、東京弁がにじみ出ちゃう」と自虐気味に明かした。
そんな華丸に挽回のチャンスとばかりに、作品の魅力を博多弁でアピールする場面がめぐってくるも「そうですね…、まぁーよか、舞台やけん…」とうまく出てこず、酒井が「何か片言ですね」とピシャリ。「(東京では言葉が)伝わってなんぼというのがあるので、控えているんです」と冷や汗をかきながら「ただ、この作品が昭和の30年くらいなので、どうしてもちょっときつめの方言になってしまう。だから、東京でやるといって、あんまり歩み寄ってもなというのがあるんですけど」と苦しい胸の内を打ち明けた。
そんな中、酒井が「役者でも同じシーンを30回やっていると新鮮味を保つのが大変なのですが、華丸さんは熱演されるので、俳優部からしたら脅威です」と賛辞を送ると、華丸は「本業がおろそかになっています。漫才がクサイって言われることもあります」と照れ笑い。そんな“本業”では、反社会的勢カの宴会に出席して金銭を受け取るなどした、いわゆる「闇営業」問題で、謹慎処分を受けた芸人たちが相次いで劇場復帰していることから、今回の騒動と今作をからめての「謎かけ」を求められると、芸人らしく切り返した。
「(その心は)どちらも『ぴりり』としますが、いずれ笑って終えるでしょう。割に整った気がするんですけど。いいじゃないですか(笑)。もうきのう復帰しましたしね。今週いっぱいで若手のみなさんも復帰しますし。目の前のお客様のために頑張っていますので、僕たちも(作品を通して)笑いをお届けできればという気持ちです」
同作は、明治座で9月22日から29日まで上演される。
一言コメント
東京公演も楽しみだ。
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