【独自】静岡でもあおり運転の映像入手…常磐道のあおり運転・暴行男に逮捕状
- 事件・事故
- 2019年8月17日
高速道路で男があおり運転の末、相手の男性を殴った事件で、警察が40代の男の逮捕状をとった。
この事件は8月10日茨城県の常磐自動車道で、車を運転中の男性が外国製の高級SUVにあおられた末、高速道路の本線上で進路をふさがれ、降りてきた男に5発殴られたもの。
警察は15日、車をディーラーから警察施設へと移して詳しく調べ、被害に遭った男性の車を検証するなど捜査を進めていた。
これまでの取材で男の車は神奈川県内のディーラーから代車として借り男は、期限内に返却せずに、事件に及んでいたとみられることが分かった。
このあおり運転でFNNは新たな映像を入手した。
7月23日、静岡市駿河区。深夜3時過ぎ市内の道路を走っていた車のドライブレコーダーが右前方に異様な光景を捉えていた。
トラックの前方に白い車が見えている。白い車はいったん左側に車線を変更したが…
その十数秒後、白い車は再びトラックの前方に割り込みトラックの進路をふさぐ。そして…
ハザードを点滅させた白い車はその後、のろのろと走りだし進路を妨害。その後も、両側の車線を行ったり来たりして、急に車を止めては発進を繰り返し、その後ハザードランプを点滅させたまま走り去って行った。
この白い車は、常磐道であおり運転を繰り返した末に、運転手の男性を殴りケガをさせた男が乗っていた車と同じ車であることが分かった。
あおられた車に乗っていた人は「普通じゃないなと思った。完全に常識が無く、おかしいなと思いながら走っていた」と話す。
8月10日に発生した常磐道での事件より前、7月23日にも静岡市であおり運転をしていたのだ。
常磐道で車を止め、激高しながら後ろの車に歩み寄ると、運転席の男性を何度も殴ってケガをさせた男の行方は警察の捜査でも分からなくなっている。
そもそも男があおり運転をしたドイツ製の高級SUVは、男が修理を頼んだ車の代車として神奈川県内のディーラーから借りたもの。
不動産関係の仕事をしているという男はその際に運転免許証を提示。免許証の住所は静岡県だったが、関係者によると現在、行方が分からないという。
常磐道でこの男に殴られた男性は…
被害に遭った男性:
隣にいた女性も携帯でこちらを撮りながら、自分が殴られているときもずっと笑っていて、この人たちは本当に自分たちを殺すつもりできているんだなと思った
また、この車は7月21日に貸し出されてから返却されるまでの20日間あまりで約2000kmを走行していたことも新たに判明。
その距離は、実に東名高速東京インターから九州自動車道小倉東インターの往復に相当する。この車にドライブレコーダーは搭載されていなかったという。
警察は16日夜、男の逮捕状を取り、その行方を追っている。
風間晋解説委員:
VTRにもあったとおり、この男は静岡などでも危険極まりないあおり運転を繰り返しているわけですよ。先日、国家公安委員長が言語道断だと。あらゆる刑罰・法令を駆使して取り締まると言っていましたので、各県警は、迅速に協力して厳罰に処するようにしてほしいですね
(「Live News it!」8月16日放送分より)
一言コメント
どこに潜伏しているんだろう。
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