佐賀空港、韓国路線運休に衝撃「間違いなく痛手」
- 政治・経済
- 2019年8月12日
日韓関係の悪化で、韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空が19日からの運休を発表した佐賀―ソウル便。釜山便とともに運休となり、佐賀空港では韓国路線がなくなることになる。韓国の客が空港の利用者数を押し上げ、海外宿泊客の多くを占めるだけに、関係者の間には衝撃が広がった。(内村大作)
ソウル便の運休は19日~10月26日。既に決定していた釜山便の運休も19日からに前倒しされた。夏ダイヤ以降の運航は未定だ。県空港課には9日朝、同社側から、「韓国経済の低迷に加え、厳しい日韓情勢のため」と連絡があった。
ソウル便は2013年12月の就航以来、右肩上がりに利用者数が伸び、18年度は、前年度比2万185人増の12万5104人。釜山便、大邱(テグ)便(5月末に休止)も含めた韓国路線の利用者は、全体の2割近く、国際線の6割を占めた。
観光庁の統計では、18年の県内への外国人宿泊者数延べ約39万人のうち、半数を超える約20万人が韓国から。嬉野温泉観光協会によると、嬉野市の温泉街への海外客のうち、6~7割が韓国客という。協会の担当者は「韓国からのお客さんは間違いなく減る。痛手だ」と語った。
山口知事は「運休の判断は大変残念だが、厳しい日韓情勢を考えると致し方ない。できるだけ早期に運航が再開されるよう取り組む」とのコメントを出した。
一言コメント
韓国への依存度も高かったようだ。
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