【台風9号】先島5万世帯に避難勧告 4人重軽傷 宮古島で瞬間風速40メートル
- 政治・経済
- 2019年8月9日
大型の台風9号は8日午後9時に「非常に強い台風」から「猛烈な台風」に変わり、沖縄県石垣島の東約70キロから時速およそ15キロで北西へ進んだ。先島諸島は同日昼までに暴風域に入った。猛烈な勢力を維持したまま、9日明け方にかけて先島諸島を通過する見込み。沖縄気象台は、暴風や高波、大雨、高潮への厳重な警戒を呼び掛けている。県などによると、那覇市や宜野湾市など4市で4人が転倒などで重軽傷を負った。
宮古空港では8日午後10時46分に最大瞬間風速40・1メートルを記録した。
午後10時半現在、竹富町、石垣市、宮古島市、与那国町、多良間村で計5万3152世帯の11万223人に避難勧告が発令された。35避難所が開設され、先島諸島を中心に計170人が避難している。
台風9号の中心気圧は925ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。中心から半径190キロ以内では風速25メートル以上の暴風域、半径560キロ以内では風速15メートル以上の強風域となっている。
「大型で猛烈な台風」が日本に接近したのは、与那国島で建物被害などが出た2015年の台風21号以来。本島地方や大東島地方でも9日は強い風が吹く見込み。本島地方では、台風の進路などによっては9日にかけて暴風となるおそれがある。先島諸島では、9日にかけて多い所で1時間に80ミリの猛烈な雨、本島地方では、台風の進路などによっては警報級の大雨となるおそれがある。10日午前0時までの24時間予想雨量は、多い所で本島地方は180ミリ、先島諸島350ミリ。11日午前0時までの24時間雨量は、多い所で沖縄本島地方は100~150ミリ、先島諸島は50~100ミリを予想している。
沖縄電力によると、9日午前0時現在、宮古島地方1万3570戸、八重山地方270戸が停電中。
一言コメント
相当荒れているようだ。
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