三菱自は営業益86.3%減、中国・欧米の需要低迷や為替影響が要因 2019年4-6月期決算
- 企業・経済
- 2019年7月25日
三菱自動車は7月24日、2019年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表。中国や欧米の需要低迷、為替影響などにより、営業利益は前年同期比86.3%減の39億円と大幅な減益となった。
第1四半期のグローバル販売台数は、同2%増の29万8000台。世界の自動車需要が減速する中、アセアン地域では引き続き好調を維持する『エクスパンダー』が、日本では新型軽自動車『eKワゴン』『eKクロス』、新型『デリカD:5』がそれぞれ販売を牽引した。
しかし、昨年後半からの中国・米国・欧州など主要市場での需要低迷を受け、昨年度後半に膨らんだ流通在庫の圧縮に優先的に取り組んだ結果、売上高は同4.3%減の5362億円と伸び悩んだ。
減収に対応すべく、将来的な成長への投資を進める中、費用の再精査を行うなどのコスト削減に努めたが、ユーロ安・豪ドル安などの為替影響も追い打ちとなり、利益を押し下げた。営業利益は同86.3%減の39億円、経常損益は14億円の赤字(前年同期は334億円の黒字)、純利益は同67.0%減の93億円となった。
通期連結業績見通しは、売上高2兆5800億円(前年比2.6%増)、営業利益900億円(同19.5%減)、経常利益1000億円(同16.6%減)、純利益650億円(同51.1%減)とした前回予測を据え置いた。
一言コメント
厳しいのは日産だけではなかった。
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