20人の死亡を確認、心肺停止10人以上 京アニ火災、現場には刃物 男「死ね」と叫ぶ
- 事件・事故
- 2019年7月19日
18日午前10時半すぎ、京都市伏見区桃山町因幡の映像制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオで、近隣住民から「建物1階で爆発音がし、煙が出ている」と119番があった。市消防局によると、3階建て建物が全面燃焼し、従業員ら男性7人、女性12人、性別不明1人の計20人の死亡と30数人の重軽傷者を確認した。3階から屋上にかけ、10人ほどが心肺停止の状態で折り重なるように倒れているという。安否確認できていない従業員も多数いるという。京都府警によると、男女16人が死亡し、10人以上の心肺停止者がいる模様。
府警によると、1階に入ってきた男(41)がガソリンのような液体をまき、「死ね」と叫びながら火を付けたとの目撃情報がある。男はポリ容器を持ち、現場には刃物が落ちていたという。府警は付近の路上で男の身柄を確保したが、男も負傷しており、現在は病院に搬送されている。府警は男が建物に放火した疑いがあるとみて、回復を待って事情を聴く方針。
午後1時現在、消防車両49台が出動し、消火活動を続けている。また、逃げ遅れた人がいないか確認作業を急いでいる。
京都アニメーションは1981年創業。「響け!ユーフォニアム」や「けいおん!」などの人気アニメを制作している。
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