参院選 福岡で公明、議席獲得に躍起 山口代表も応援、総力戦に
- 政治・経済
- 2019年7月6日
公明党の山口那津男代表は5日、参院選福岡選挙区(改選数3)に立候補している公認候補の応援に福岡入りした。九州・山口の選挙区では唯一、候補がいるとあって、公明は福岡を「重点区」と位置づけ、連立を組む自民党を巻き込んだ総力戦を展開する。
「連立政権に公明党がいなければ、本当の政治の安定はない」
山口氏は、JR博多駅前でマイクを握り、約6年半におよぶ自公政権の成果を強調した。「今、年金がいろいろと話題になっているが、あおって不安を拡大することは政治家の役割ではない」と野党批判も忘れなかった。
公明は今回、福岡を含む改選3以上の選挙区に計7人を擁立した。この7人全員に比例6人以上を加え、13人以上の当選を目指す。
公明は、福岡選挙区の改選数が2から3に増えた平成28年の前回参院選で、公認候補を立てた。約47万票を得て、3位で当選。公認候補の当選は、平成4年以来だった。
3年前の再現を狙い、山口氏ら党幹部が公示前から複数回、福岡に応援に入った。
連立パートナーの自民も支援に動く。
公示前日の3日、政権中枢で公明とのパイプ役となっている菅義偉官房長官が、福岡市で公明候補の大規模な集会を開いた。菅氏本人は九州南部の豪雨対応のため急(きゅう)遽(きょ)欠席したが、福岡選出の自民衆院議員が壇上に並んだ。4月の知事選で公明の支援を受けた小川洋知事の姿もあった。
今回、福岡選挙区は自民と立憲民主党の現職を含む9人が立ち、楽観できる情勢ではない。それでも公明県本部代表の浜地雅一衆院議員は「50万票が大目標だ」と鼻息が荒い。 (小沢慶太)
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届け出順(1増・3-9)
春田久美子 52 弁護士 国 新
川口 尚宏 50 元会社員 諸 新
河野 祥子 39 元直方市議 共 新
浜武 振一 53 元筑紫野市議 諸 新
下野 六太 55 元中学教諭 公 新 【自】
本藤 昭子 77 元会社員 諸 新
野田 国義 61 元国交委員長 立 現 【社】
江夏 正敏 51 党政調会長 幸 新
松山 政司 60 前1億活躍相 自(岸)現
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熾烈な争いになるかも!?
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