セブンペイ不正利用試みる 中国人2人を詐欺未遂容疑で逮捕 警視庁
- 事件・事故
- 2019年7月5日
セブン&アイ・ホールディングス(HD)が全国のセブン―イレブンで導入したスマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」が不正アクセスを受けた問題に関連し、警視庁新宿署は4日、セブンペイを不正に利用し、20万円分の電子たばこを購入しようとしたとして、ともに中国籍で住所・職業不詳、張升(22)とワン・ユンフェイ(25)の両容疑者を詐欺未遂容疑で逮捕した。警視庁は国際的な組織が一斉に不正アクセスした可能性があるとみて捜査する。
同署によると、張容疑者は容疑を認め「2日夜に(中国版の)チャットで、指示役のメッセージを見つけてやった。たばこを買う直前にIDとパスワードを聞いた」という趣旨を供述している。ワン容疑者は「加担していない」と否認している。
逮捕容疑は、東京都新宿区内のセブン―イレブンの店舗で3日、セブンペイの正規利用者である都内在住の40代男性になりすまし、電子たばこのカートリッジ40カートン(計20万円)をセブンペイで電子決済して購入しようとしたとしている。
同署によると、張容疑者は同日午前10時20分ごろに来店。たばこを買って「後で取りに来る」といったん店を出た。ワン容疑者と再び来店した際、不正な使用履歴に気付いた男性からの連絡を受けていた店側の通報で駆け付けた警察官に身柄を確保された。ワン容疑者は他にもたばこを所持しており、別の店舗でも不正な手段で購入した可能性がある。
張容疑者は「短期滞在ビザで6月下旬に入国した」、ワン容疑者は「留学目的で2017年に来日した」とも供述しているといい、2人に面識はなかったとみられる。
一言コメント
彼らは氷山の一角だろう。
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