2026年冬季五輪、ミラノとコルティナダンペッツォで
- スポーツ
- 2019年6月25日
国際オリンピック委員会(IOC)は24日、スイス・ローザンヌで総会を開き、2026年冬季五輪の開催地を、共催を掲げるイタリアのミラノとコルティナダンペッツォに決めた。委員の投票で、ストックホルム・オーレ(スウェーデン)を上回った。イタリアでの冬季大会開催は、1956年コルティナダンペッツォ、2006年トリノに続き3度目。ミラノは初めてとなる。
IOCは今回、コスト削減を目的とした複数都市での共催を容認した。イタリアは、バルテリーナやバルディフィエメなど4会場群に分散する計画を提示した。新設はアイスホッケー会場のみで、招致委の発表では92%を既存・仮設施設でまかなう。
イタリア五輪委員会のマラゴ会長は24日、最終プレゼンテーション前の記者会見で「政府を含め全てがこの計画に賛同し、反対意見はない」と自信をのぞかせた。根拠の一つが、現地調査を踏まえたIOCの評価報告書だ。IOCが独自で調査した開催支持率では83%とスウェーデンの55%を大きく上回り、高い評価を受けていた。
26年大会には当初、7カ国に立候補の動きがあった。しかし30年への立候補に方針を切り替えた札幌市のほか、巨額の費用負担に対する住民の反発などを理由に撤退する都市が相次ぎ、欧州勢の一騎打ちとなった。冬季五輪は14年がソチ(ロシア)、18年は平昌(韓国)、22年は北京で、3大会ぶりに欧州に戻る。
一言コメント
久しぶりのヨーロッパ開催だ。
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