伊調馨、決勝で川井梨紗子に敗れる…「反省して修正して」世界選手権へPOで決着戦
- スポーツ
- 2019年6月17日
◆レスリング 全日本選抜選手権 最終日(16日、駒沢体育館)
女子57キロ級は五輪4連覇の全日本女王の伊調馨(35)=ALSOK=が、リオ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=との決勝に敗れた。川井が世界選手権(9月14~22日、カザフスタン)切符をかけたプレーオフ(7月6日・埼玉)進出を決めた。伊調と再び世界切符を争うことになる。
伊調は「挑戦者の気持ち」で臨んだが結果を出せず、プレーオフに向けて「反省して修正していい形に持っていきたい」と話した。
世界選手権では2020年東京五輪代表が決まる。
◆伊調 馨(いちょう・かおり)1984年6月13日、青森県生まれ。35歳。中京女大(現・至学館大)出身。姉・千春さんの影響で3歳からレスリングを始める。2004年アテネ、08年北京、12年ロンドン、16年リオで五輪全競技を通じて女子史上初の4連覇を飾った。世界選手権は10度優勝。03年3月から16年1月まで個人、団体を合わせ189連勝(不戦敗除く)。16年には国民栄誉賞を受賞した。166センチ。
◆リオデジャネイロ五輪後の伊調
▼16年8月17日 58キロ級で女子史上初の五輪4連覇。
▼9月13日 政府が国民栄誉賞授与を決定。
▼17年5~6月 カナダでコーチング講習会受講。
▼18年2月28日 栄氏からパワハラを受けたとして、レスリング関係者が1月に代理人を通じ、内閣府の公益認定等委員会に告発状を出していたことが判明。
▼3月6日 日本協会は倫理委員会で、第三者機関に聞き取り調査を委託することを決定。内閣府も調査の意向を表明。
▼4月5日 第三者機関が聞き取り調査した報告書の内容を日本協会に説明。栄氏の行為の一部をパワハラと認定。
▼5月 ニューヨーク市内のレスリング・イベント「Beat the Streets」にゲストとして出席。
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まだチャンスはある。
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