JRA156頭競走除外 前代未聞の事態に東京競馬場のファン「壊滅的」「めちゃくちゃだ」
- スポーツ
- 2019年6月16日
日本中央競馬会(JRA)の東京、阪神、函館の各競馬場で15、16の両日で156頭が競走除外になるという前代未聞の事態に、競馬関係者やファンからは戸惑いの声が聞かれた。
多くのGⅠ馬を育てた松田国英調教師(68)は「自分の厩舎(きゅうしゃ)でも使用したことのあるサプリだったので驚いた。きちんと手順を踏んで安心したものを売ってもらわないと困る。競馬界全体の問題として考える必要がある」。友道康夫調教師(55)は「調教師としては防ぎようがない。それでもファンや馬主の方々に迷惑をかけたので、もう一度気を引き締めるしかない」と述べた。
日本騎手クラブ副会長を務める福永祐一騎手(42)は阪神競馬場で取材に応じ「競馬の歴史に類を見ないほどの事件。競馬ファンの中には憤りがあると思うが、ジョッキーとして全力を尽くし、喜んでもらえる競馬を提供する」と誓った。ベテランの蛯名正義騎手(50)は「これほどの除外馬が出るのは初めての経験。ファンの信頼を得るには、原因解明が大切」と話した。
東京都府中市の東京競馬場では、除外馬の一覧が映し出されたモニターを見たファンから「壊滅的」「めちゃくちゃだ」といった声が漏れた。阪神競馬場を訪れた神戸市の男性会社員(43)は「頭数が少なく、オッズも下がって残念。JRAには管理をしっかりやってほしい」と訴えた。
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